つれづれ

ボク

 郵便局の帰り、荷物をまとめながらバス停のベンチに居ました。ベンチは三人位座れるのですが、右に座っていた小2位の男の子の所におじいさんが来て、「おー」と言いながら、「どけ」と示しています。有無を言わさない態度に、男の子「ボク」は立ち上がり、すぐ近くで下を向いて立っていました。きっと、叱られた訳でもないのに、それに似た気持ちになり、座れないことも少し残念だったのでしょう。遠い昔、○十年前の私の気持ちがよみがえります。
 荷物整理を終えた私は、歩いて近くまで行こうと思っていたので、まだ下を向いてるボクに「ボク、ここ」とベンチを指しました。「ありがとうございます」と丁寧にお礼を言ってくれたボク。全然ドンマイ!だよ!

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