自然
半夏生
植物の葉の変色というものの一つとして、半夏生(ハンゲショウ)という植物で、葉が白くなるものがある。
葉が、葉緑素も無くなり、真っ白になるというのは、とても目立つのだが、これは花の近くの葉が白くなり、開花時期が終わると、又、緑色に戻るらしい。目的としては、小さい花の周りを白くして、花を目立たせ、虫を呼ぶためだとか。受粉をされやすくする仕組みは、香りや蜜で昆虫を誘うなどがあるが、それと同じなのだが、葉を白くする、というのが、なんともダイナミックで、どうプログラミングしたのかと思ってしまう。花を目立たせる為に、香りを強める、蜜を出す、という場合は多いのに、周りの葉を目立たせるというのは、少ないのではないだろうか。
半夏生とは、元々は土用や節分などのような雑節の一つらしい。半夏という薬草が生える頃が7月上旬とのことから。